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心理学・哲学・宗教

魂のこもったリアリティ ―からだとイメージで紡ぎ直す見える世界と見えない世界―
松田 佳子/ 著
  • ISBN 978-4-88416-284-9
  • 四六判 並製 250ページ
  • 2022年4月
定価:2,420円(本体2,200円+税)
2022年4月25日発売


<魂によりそって現実をいきたい人たちへ>

アートと瞑想と自然を通して自らの心を掘りさげていき
最後にようやく辿り着いた魂によりそう現実とは―

セラピストである著者が日々に息苦しさを感じる
現代人へ贈る癒しの1冊
社会全体が変わらざるを得ないところにいる。人は変容を迫られている。

この本は、私の行き詰まりから生まれた。
行き詰まりでもがいて、なんとかそこから抜け出そうとしたときに、からだとイメージを通して開かれた世界がある。その過程を綴ったものである。
見える世界から、魂とのつながりの回復へ―
目に見えないものとつながりを保ちながら、現実をつくっていくさまを、心とからだと魂の一致していくさまを記録しながら考えた。

第一章は、水の夢からはじまった無意識的なからだの探索。
第二章は、その先にあった物質の神聖な世界をできる限り言葉にしようと試みたものである。
第三章では、表現アートセラピーのトレーニング体験を通して表れてきた感情と熱を帯びる身体と、私が根ざす大地(過去)のこと、古民家と魂の器のことを述べた。
第四章では、田舎暮らしの様子を交えながら、魂にそった現実を生きることや、創造性、意識のありようの変わり目について考える。

全体として「五大」を見わたすような仕上げにした。
水、風、火、土、そして空間を感じながら読んでいただけると嬉しい。 (「はじめに」より)
<もくじ>
はじめに
第一章 無意識なからだに淡い光が届く〈水〉
 1 行き止まり
 2 見えなかった世界
 3 ささやかな内なる声
 4 形になるまでのあいだ
第二章 祈り〈風〉
第三章 じっとりとした熱と炎の感情〈火、そして土〉
 1 炎のイニシエーション
 2 大地に立つ
 3 現実と魂の重なるところ
 4 そして、松明をあげる
 5 魂の器
第四章 魂のこもった現実(リアリティ)〈空〉
おわりに
注釈/参考文献/謝辞
松田佳子(まつだ よしこ)
トロント大学教育学大学院博士課程修了(イマジネーションの現象学/Ph.D.)。大阪経済大学人間科学研究科臨床心理学コース修了。臨床心理士/公認心理師。ユトレヒト学派実存的解釈学的現象学の徒。
ヴィパサナ瞑想1ヵ月合宿でナムギャル・リンポチェにイニシエーションを受ける。
表現アートセラピートレーニングコース (表現アートセラピー研究所主催)修了。
10年前、田舎へ移住して古民家暮らし。
アートと瞑想と自然を通して見えないものと見えるもののつながりを取り戻した。その体験と研究をもとに、魂によりそう現実を探究している。
現在、カウンセリングオフィス神戸同人社 非常勤カウンセラー、放送大学 非常勤講師。これまでに、立命館大学、大阪女子大学、神戸親和女子大学などで非常勤講師として 15年以上にわたり講座を担当してきた。教育センター、学生相談室、精神科クリニックなどでカウンセラーとして勤務経験あり。
https://noharasoulworks.com


装幀― 仁井谷伴子
表紙作品―「herbarium 05-4」 斉藤祝子
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