−教育・子育て−
- 人権問題としての「教育」疎外児童・生徒
- 定価:3,300円(本体3,000円+税)
本書は、学位論文として2017年に執筆した内容に、その後の研究内容を加味・整理して出版するものである。
本書は、近年、教育と社会から疎外される子どもたちの深刻な荒みや自尊感情の喪失状況に着目し、その多様な要因の中から、とりわけ現在の学校教育・制度に内在している「一定」に基づく画一的な教育によって、事実上その「教育」から疎外や排除を受けている児童生徒がいること―そして、その子どもたちは、結果的に憲法二十六条の保障を享受しているとは言い難い状態で放置されている事態を、人権問題として提起するものである。
この問題解決に臨む基本的立場として、当該状況を、改めて子どもの立場から捉え直す視座の転換を行い、大人の都合で権利を肩代わりすることなしに、子ども自身によって、能力に応じた「教育を受ける権利」の保障として教育制度整備要求を行えることを提起する。具体的に、能力に応じた「学習要求」を可能にする制度創設の提起を行うことが目的である。同時に、制度創設を可能にする憲法上の理論的検討を学習権の今日的意義を明らかにしながら、また、子どもの権利条約の国際解釈を用いながら検討する。(「本書の概要」より)
- 離婚後の面会交流・共同親権に関する考察
- 定価:2,420円(本体2,200円+税)
本書は、離婚後の子の福祉の観点から、離婚後の面会交流で元夫婦がどのような場合に面会交流が認められるか否か、また別居中・離婚後の監護に関する事項でどのような問題が生じうるかを論考および事例研究で検討したうえで、面会交流と離婚後の共同親権の要綱案を考察するものである。本書により、「忸怩たる思い」を抱くことなく、「晴れ間」が見えるようになれば、望外の喜びである。2024年4月 (「まえがき」より)
- 子どもたちはみんな多様ななかで学びあう ーいま求められるインクルーシブ教育ー
- 定価:1,980円(本体1,800円+税)
2023年11月発売
ダウン症児のおかあさんが、競争に疲れた保護者や先生方にお送りする1冊。
本書は2022年4月にアイエス・エヌから発売された『子どもたちはみんな多様ななかで学びあう』をせせらぎ出版から再発行したもので、内容は同じです。(一部装丁、本文中のデータに変更あり)