心理学・哲学・宗教
三郎先生のカウンセリング物語―悩める若者に寄りそって―
- 978-4-88416-165-1
- 四六判 189ページ
- 2007年5月刊
未来ある若者を含む、日本の年間自殺者は3万人。
「僕は1年前死ななくて本当によかった!」
「鬼の三郎」の異名をとった元高校教師がカウンセラーに。
半世紀若者に寄りそい続け見えてきた、日本の若者の「心の風景」。
「泣きながら一気に読んでしまった」との反響続々。
※品切れ・重版未定です
すべての若者、親、教師、カウンセリングを学ぶ人々へ
《もくじ》
Ⅰ カウンセリングの学びと気づき
1 出会い/2 自殺/3 六〇分の沈黙/4 母からの自立/5 カウンセラーの力み/6 カウンセリングの中の笑い/7 クライエントの涙/8 隠された本当の主訴/9 終結/10 もうひとつの終結/11 Beginner's Luckとカウンセリング病/12 投票に行かない若い人たち/13 虐待/14 クライエントの諦め/15 クライエントの修行/16 カウンセラーとクライエントの同時進行/17 クライエントからの手紙/18 エンカウンター・グループ体験
Ⅱ 学校教育とカウンセリングの接点
1 私の最初のエンカウンター・グループ体験/2 重大事項の先送り/3 退学処分/4 学校行事と不登校の克服/5 「おとし」/6 七人の侍/7 「いじめ」と「死」をテーマとしたHR/8 教師の体罰/9 生徒の対教師暴力/10 生徒との秘密
【著者略歴】
山本 三郎(やまもと さぶろう)
1936(昭和11)年、大阪府岸和田市に生まれる。大阪府立岸和田高校卒。大阪市立大学文学部英文科卒。泉南町立西信達中学校、大阪府立登美丘高校、大阪府立泉鳥取高校教諭を経て、関西カウンセリングセンターで心理学を学び、同センターカウンセラー適任証取得(樋口和彦審査委員長賞受賞)、60歳で大阪学院大学・学生相談室カウンセラー、現在に至る。