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教育・子育て

すべての子どもたちを包括する支援システム -エビデンスに基づく実践推進自治体報告と学際的視点から考える-

スクールソーシャルワーク評価支援研究所(所長 山野則子)編
  • ISBN978-4-88416-249-8
  • A5判 256ページ
  • 2016年3月
定価:2,200円(本体2,000円+税)

本著の内容は、社会実装の提案書に基づき、そのひとつである2015年9月に開催したシンポジウムの記録、そしてシンポジウムのみならず、提案書の全体像として本著を企画した。2014年子どもの貧困対策の大綱、そこから話題になった学校プラットフォーム、スクールソーシャルワ―カーの増員案、2015年12月中央教育審議会答申におけるチーム学校の議論、今まさに関心が高く動いているトピックスである。
 これらに関わった筆者がその立場からも、この時期に文部科学省と厚生労働省が、そして教育研究者、福祉研究者、さらに実践家がともに議論を重ねる機会を増やす必要性から企画した提案書であり、実現したシンポジウムである。その内容とこれらの動きを見越したスクールソーシャルワーク事業プログラムのエビデンスに基づく実践の全国展開の報告(研究報告でもある)、まさに領域横断的に議論するための関連領域からの議論を掲載したものである。

目  次

はじめに

山野 則子


刊行によせて

辻   洋


発刊に寄せて―エビデンスに基づくSSWプログラムへの期待―

冨浦  梓



第1部「すべての子どもを包括する支援システム」のモデル提示

提案:すべての子どもたちを包括する支援システム作りへ

山野 則子


子どもの貧困対策と「チーム学校」構想をめぐって
  ―教育行政学の立場から―

小川 正人


基調講演学校プラットフォームとSSWの可能性
  ―福祉政治学の立場から―

宮本 太郎


●シンポジウム記録すべての子どもを包括する支援システム
  学際的議論 ―「学校プラットフォーム」の意味とは―
 
コラムパネル議論を終えて

中野  澄


子どもの貧困施策の動向と考察

大谷 圭介


教育支援とネットワーク化する学校教育

松田 恵示



第2部「効果的なスクールソーシャルワーク事業モデル」活用自治体からの報告

取り組みの概要
プログラム実施のためのワークショップについて
    

山野則子・大友秀治・横井葉子・厨子健一


横浜市における取り組み

渡邉 香子


山口県のマニュアル活用実践報告

岩金 俊充


鳥取県社会福祉士会のSSWに関する取組み
    ―教育委員会との協働―

福島 史子


鳥取県からのメッセージ

音田 正顕


効果的なSSW事業プログラムを活用したSV
    ―沖縄県の取り組みから―

比嘉 昌哉


都内におけるスクールソーシャルワーク
    事業プログラムの動向と留意点

米川 和雄


福井県での取り組み
    ―SSWer仲間とスモールステップで―

三好 良子


高槻市における自主研修組織を活用した
    評価マニュアルの研修

吉田 卓司



第3部 子ども分野への他領域のアプローチ:
      心理学、精神医学、看護学からの視点

学校現場の課題にアプローチする臨床心理学の視座

川原 稔久


虐待における親子相互作用の様相

総田 純次


思春期後期にある要支援児童等の実態と課題

古山 美穂

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