平和・社会・歴史・教科書
管野須賀子と大逆事件 -自由・平等・平和を求めた人びと-
- ISBN978-4-88416-250-4
- 四六判 342ページ
- 2016年6月
定価:2,343円(本体2,130円+税)
管野須賀子は大逆罪の刑死者として社会から抹殺された。戦後、弾圧諸法令が廃止され、多くの政治犯が釈放されたが、大逆罪で処刑者の見直しはされなかった。加えて近年まで「妖婦」としてさげすまれてきた。
管野の真実の姿はどうであったか。史実にもとづいて管野を再評価をし、名誉回復をはかる必要があると考え、この本は出版された。
第1章 生い立ちから社会主義思想の開眼まで
第2章 社会改革への確信から赤旗事件まで
第3章 幸徳秋水との出会いから大逆事件まで
第4章 管野の獄中生活から
第5章 管野の著作にみる主張
第6章 管野の虚像と実像
第7章 大逆事件の受刑者たち
第8章 大逆事件の受け止め方と戦後の対応