教育・子育て
ありのままの自分で -東日本大震災・福島原発事故を体験した母娘の選択-
- ISBN 978-4-88416-271-9
- A5判ブックレット 144ページ
- 2020年2月
定価:1,540円(本体1,400円+税)
2011 年3 月11 日、東日本大震災と福島原発事故は多くの人々の運命を急変させた。
放射線被ばくの危険性に対する考え方の違いから地域の人々の間で生じるわだかまり―子どもを健康被害から守るため、汚染の少ない土地で療養させる活動「保養」に参加した母娘は、デモクラティックスクール〈まっくろくろすけ〉をはじめさまざまな出会いを機に、自主避難に踏み切る。
苦難を乗り越え、心豊かに成長していくふたりの物語。
もくじ
はじめに 藍ちゃん親子と出会って ―デモクラティックスクールまっくろくろすけ 代表理事 黒田 喜美
第1部 藍ちゃんの話 ―渥美 藍
第1章 学校と私
第2章 デモクラティックスクールと私
第3章 原発と私
第2部 お母さんの美紀さんの話 ―大関 美紀
第1章 東日本大震災の影響
第2章 子育てについて
第3章 娘と私を変えた〈まっくろくろすけ〉
第3部 福島のいま ―大関 美紀・渥美 藍
第1章 美紀さんの故郷と家族への思い
第2章 未来へ向けて藍ちゃんが考えたこと
特別寄稿 原発事故からの真の復興を考える ―真宗大谷派光円寺 僧侶 後藤 由美子
おわりに ―デモクラティックスクールまっくろくろすけ 代表理事 黒田 喜美
《著者略歴》
渥美 藍(あつみ あい)
1999年、福島県郡山市生まれ。デモクラティックスクール〈まっくろくろすけ〉卒業後、心理カウンセラーをめざして勉強中。
大関 美紀(おおぜき みき)
1973年、福島県田村市生まれ。「社会福祉法人ひびき福祉会」に介護福祉士として勤務。「一般社団法人リボーン」理事。