−平和・社会・歴史・教科書−
管野須賀子は大逆罪の刑死者として社会から抹殺された。戦後、弾圧諸法令が廃止され、多くの政治犯が釈放されたが、大逆罪で処刑者の見直しはされなかった。加えて近年まで「妖婦」としてさげすまれてきた。
管野の真実の姿はどうであったか。史実にもとづいて管野を再評価をし、名誉回復をはかる必要があると考え、この本は出版された。
本書は、大阪の空襲被災者が提訴に至るまでを追った『大阪空襲訴訟を知っていますか』、提訴から一審判決までの闘いを記した『空襲被害はなぜ国の責任か』に続く第3弾。
一審判決から最高裁で上告が棄却されるまでの総括編です。
敗訴したとはいえ、この裁判で得たものは何だったのか、 戦時中の国策の問題点を明らかにした判決の内容を詳しく解説します。 再び戦争被害で苦しむ人が生まれないようにという原告の願いをこめた、闘いの記録です。
品切れ・重版予定なし
2011年3月11日に東日本大震災が発生。
その中で、「障害を持っているために避難が遅れた」「避難所になじめず車内で夜を明かした」との報道を耳にしました。私は愕然としました。阪神・淡路大震災から何年もたっているのに、また同じようなことが繰り返されているのか、と。そして、誰かが障害児・者の防災に取り組まなければと思った私は、東北大学災害科学国際研究所の研究助成を得る機会に恵まれ、本書の土台となる調査をはじめることとなりました。(あとがきより)
発達障害をもつ子どもたちに理解しやすいよう、認知特性に配慮した教育方法を内容に反映させ作成。豊富なイラストやクイズ、避難マップ作りなど、たのしく学べる工夫がいっぱい。