平和・社会・歴史・教科書
報道されなかったイラク戦争
- ISBN978-4-88416-162-0
- ブックレット A5判 64ページ
- 2007年1月刊
品切れ・重版未定です
これはヒロシマ・ナガサキだ! 「平和・協同ジャーナリスト基金大賞」に輝くフリー記者の、命がけ現地ルポシリーズ刊行開始! 「日本のマスメディアがほとんど引き揚げた後に果敢にイラク入りし、市民の目線でイラクの現状を伝えた」(大賞受賞講評)。生々しい写真・映像・イラストをまじえ、知られざるイラクの現状をわかりやすく伝える。
▲画像1――朝日テレビ、2007年3月16日「ムーブ」で本紹介。
▲画像2――毎日新聞、2007年2月9日付で報道。
▲画像3――毎日新聞、2007年3月20日付夕刊1面トップで報道。
《もくじ》
第1章 自己責任論の裏側
紙一重で命拾い/警官も「フセイン・アメリカ、ノー」/走り回る
戦車隊/日本人が拘束された/町に飛び出す/ゼネストの朝/「ア
メリカ、最悪」/小泉やブッシュの自己責任は?/なに、飛行機代
を請求だって?/解放させた真の力
第2章 激戦地のサドルシティーを行く
黒装束の男/えーい、ままよ/撃たれた洋服屋/黒こげのバス/な
ぜ撃つんだ/いつの間にか反米集会/ヒロシマ、ナガサキを忘れる
な/太平洋を渡った一枚の写真/変化する戦争の構図
第3章 劣化ウラン弾、クラスター爆弾の残虐
バグダッド「核・放射線病院」/小児がん病棟で見たもの/悪魔の
兵器/劣化ウラン弾とは/がんになるまでに5年かかる/そのウラ
ンはどこから?/チャイルド・キラーのクラスター爆弾/わざと残
す大量の不発弾/クラスター爆弾を今すぐ使用禁止に
第4章 フセインとアメリカの本当の関係
虐殺の町、ハラブジャ/これはヒロシマだ/アメリカがフセインを
見逃した理由/アメリカに躍らされたフセイン/ハラブジャの惨劇
/悪魔の罠
第5章 戦争の民営化 -巨大ビジネスとしての戦争-
バグダッドに入る/空港警備の傭兵たち/捨て去られた傭兵の白骨
の山/戦争で丸儲け―ブッシュ、ビンラディン一族/アメリカの戦
争代を支える日本/ドル→ユーロ→ドルの謎
コラム ワリードとの出会い/その時、マスコミは?/モスクの叫び/
地雷について/ブッシュとビンラディンの本当の関係/戦争はなぜ
起こる?
【著者略歴】
西谷 文和(にしたに ふみかず)
1960年京都市生まれ。立命館大学理工学部中退。大阪市立大学経済学部卒業。吹田市役所勤務を経て、現在フリージャーナリストでイラクの子どもを救う会代表。2006年度平和協同ジャーナリスト基金大賞を受賞。著作に、DVD「イラク 戦場からの告発」、「危ない!この先は崖っぷち」(共著・憲法9条メッセージプロジェクト)、『南ア・ボスニア・カンボジア。なにわの公務員ドキドキ一人旅』(かもがわ出版)などがある。
イラクの子どもを救う会 http://www.nowiraq.com/