福祉・障害者問題
公害救済のモデル「恒久救済」 -森永ひ素ミルク中毒事件から学ぶ-
- ISBN978-4-88416-226-9
- A5判 68ページ
- 2014年1月
定価:880円(本体800円+税)
1955(昭和30)年におきた森永ひ素ミルク中毒事件をご存知ですか?
中毒被害を受けた乳児は、現在59歳になりました。
現在では、被害者のいのちと人権を守るための救済事業として「ひかり協会」が設立され、日常的に活動しています。その運営費用は森永乳業が出しています。
この先進的モデルは、医療関係者や弁護団をはじめ、各界各層にわたる国民的運動によってはじめて実現したもので、「恒久救済」と呼ばれています。
この救済の考え方は、東日本大震災・福島原発被害の救済などにも生かせるのではないでしょうか。
森永ひ素ミルク中毒事件を風化させず、「恒久救済」に光をあてて現在に生かすために、この本は出版されました。みなさんのまわりの人に、ぜひおすすめください。